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2007年8月28日 (火)

日本の食品産業は

(2006年末にMCEI 百人百語に投稿した原稿)
今、国内需要のみを頼りとし、我々が属しているような伝統的食品産業の衰退は著しく、もはや斜陽というべき状態で、生産量、生産者の数、出荷金額、消費量どれをとっても右肩下がりで、限られた市場を奪い合って生きている。 海外に販路のある企業は元気なものが多いが、内需型の伝統食品工業の多くは、どちらかというと企業の淘汰や整理を経ながらじっと我慢を重ねている状態である。
日本人のすばらしい英知でもって海外で稼いだ金で、世界から不足する資源を買い集め、物質的には世界一の豊かさを誇る国となっているわが国であるが、近年の世界での食糧、エネルギー資源の囲い込みの激しさを見ていると、日本はこれから大変な時代を迎えることになるのではないかと危惧する。
 家の裏の畑でも耕して、農作物の作り方でも勉強しておいたほうが将来、得策なのではあるまいかとさえ思うことがしばしばである。
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