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2007年8月23日 (木)

かまぼこは塩分が多いのか?

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舞鶴かまぼこの塩分は100gあたり1.8グラムくらいが平均だと思います。 
学校給食に出されている食パンの塩分が1.3グラム、うどんで2.5グラムくらいですから、他の食品に比べて、塩分が特に高いということはありません。
しかも、塩分のナトリウム摂取が高血圧の原因だなどとは、どの科学者も言っていないのです。
疫学的調査で、よくひきあいに出されるのが、ブラジルのヤノマモ族の情報でしょう。 この部族は一日の塩分摂取量が1グラム以下で、血圧が低く、高血圧は一人もいません。 血圧は普通、年齢を重ねるにつれて上昇するものですが、この種族は血圧があがりません。このため、食塩を摂らなければ、血圧はあがらないとの引き合いに出されます。 しかし、食塩摂取量が5グラム以上の部族で見ると、食塩摂取と高血圧の頻度は関係ないことがわかっています。
減塩したからといって血圧がさがるわけではない。むしろ、食塩制限が本当に安全かどうか、考えなくてはいけません。危険な要素としてレニン.アンジオテンシン.アルドステロン系がフルに稼動している点。 この系はナトリウムを制限したり脱水を起こしたときなど、いざというときのために働くシステムで、それが食塩を制限した場合フルに稼動しているわけです。 このような場合、脱水が起きた場合、出血がおきた場合、どうやって防止するのでしょう。
第二点はアンジオテンシンそのものが長いこと働いていると、臓器障害が起こる可能性があるほか、交感神経系の緊張、食塩制限に伴う栄養のアンバランスを引き起こします。
さきほどの、ヤノマモ族の寿命は40歳から50歳で非常に短命で、高血圧はないが早死にしてしまいます。
それから、腎機能の適応力がなくなっている高齢者で、ナトリウム制限をすることはナトリウム欠乏を起こす危険性が高いのです。
塩分のナトリウム摂取が高血圧の原因であるという報告はどこにもありません。 極端な食塩制限は極めて危険であり、減塩ではなく、適正な食塩摂取、すなわち適塩することがのぞましいのです。
(お話は、前自治大学副学長の今井正氏の講演から引用させていただきました)

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