MK-C開発秘話(3)
煮沸した汁だけでは、固形分が少ないということ......これが、酵素分解を再度考えるきっかけになったことは確かである。 そんなある日、鬼沢氏が当組合に来られ、ずいぶんと具体的に調味エキスの製造方法を考案されて、一緒にやってみないかということになった。
今まで、私がやってきたのは、生原料からの分解生成ばかりであったが、鬼沢氏はいったん煮沸させたスープを
酵素分解するというものであった。これなら、塩辛さ、pH調整などの必要はなくなり、いいものができれば、そう大きな資本投下は必要ないだろうということで希望を新たに、挑戦しはじめたのであった。
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MK-Cの開発は私が平成5年(1993年)京都府知事より発明功労者表彰を受けた。
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