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2007年10月10日 (水)

MK-C開発秘話(6)

(2)油脂の除去が困難
1回目の試験では、油脂分離させなかったので、濃縮、分離などの効率が悪く、出来がよくなかったため、2回目は三層分離機(シャープレス)を甲南加工さんに持ち込んでいただいて油脂分離を実施したが、魚の種類によって、特にタチウオなどの残さいは油脂分が非常に多く酸性白土を使っても、うまくいかず、目詰まりの連続で気が遠くなるほどの時間を費やした。
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(3)雑菌の影響を受ける。
最初の温度コントロールが難しかったことが原因でもあるのだが、テストした時期が初夏かから秋にかけてということで、一晩中つききりであったにもかかわらず、半分の釜がメタン発酵をしてしまうことになった。
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MK-Cの開発では、私が平成5年(1993年)京都府知事より創意工夫発明功労者賞をうけた。
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