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2007年10月16日 (火)

韓国かまぼこ企業との交流記(その8)

■ ●●工場研修室でのプレゼンテーションと激論バトル
昼からは昨日と今朝、私たちと工場スタッフが対面して座った3階の研修室のような場所に移動して、いよいよ、本命のディスカッションが始まった。
工場を視察しての感想と意見をまずのべていただきたいということだったが、最初の製造工程の段階であれやこれやと議論が進み、今日一日ではとても終わらないので、これも途中半端で終わり、今度は㈱●●の会社案内がスクリーンに映し出された。
見ていると、清涼飲料水、キムチ、缶詰め、レトルトパウチ食品、水産加工品、ハムソーセージなど、ありとあらゆる食品の製造をしているばかりか、ファイナンス会社や、漁業会社まで一体化した化け物のような大きな企業体であることがわかった。
映像を見ながら、「まさに味の素(日本最大の食品企業)がかまぼこを生産しているようなもんだなあ」と中塚氏がつぶやいたが、まさにそのとおりであった。 私にしてみれば場違いのところへ来てしまったような気もしていた。植木等の「およびでない!こりゃまったあ、失礼しました」のギャグが浮かんできてしまった。
これが終わると今度は日本の練製品市場の説明をこちらがすることになった。あらかじめモバイルパソコンに入れて用意してきたパワーポイントで説明をした。
日本市場における蒲鉾の位置がわかってもらえたのかどうかは定かでないが、日本での生産規模がかつての100万トンから60万トン程度に減っていることを指導にきた国の人に語ることは少し複雑な思いがした。
その後は、原料関係の彼らの質問を中心にいろいろとディスカッションを行い、練り製品の品質についての議論を深めたのだった。 検査室のスタッフも来ていたが、いずれも分析技術だとか新技術に対する知識はハイレベルだったが、どちらかというと魚肉に対する基礎技術だとか、原料副資材に対する素材と品質の相関などの点が欠落しているように思えた。 機械や最近の流行は金があれば、ある程度は買うことができるが、底にある伝統食品としての技術の蓄積や、魚本来の技術的なベースがないと、砂上に積み上げられた楼閣のようなもので、いつか失敗してしまう。
私は特に、このことを彼らに伝えたく熱弁をふるってしまった。<情熱的な日本人!>
結局、彼らの目指している品質と私が目指している品質には大きな開きがあり、そのことをお互いに認識しあえるまで、1時間以上にわたって議論していたように思う。
 2時間くらい発表、議論、質問、応答などを繰り返すと一回休憩して、屋上でタバコを吸いながら(本当はいけないのだが、屋上の一か所でのみタバコを吸うことを工場長が特別に許可してくれた)雑談をする。
 いろんなことを聞いたが、「今年は中国からの黄砂が日本にも頻繁に飛んできて、空が黄色くなることが多いが、ここソウルはもっとひどいんでしょうね」と質問すると「ここからチンタオ(青島)まで飛行機で40分しかかからない距離だ。近い分、被害は日本の比ではない。黄砂が舞い上がると、子どもたちは家から外へ出せなくなる。」という答えがかえってきた。また、「最近、ここソウルにも中国からの観光客が増えてきて、たくさん金を落としてくれるようになっているので、中国はいい面と悪い面と両方あってなかなか正面きっては言えない面もあるのだ」とも教えてくれた。
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