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2007年10月16日 (火)

韓国かまぼこ企業との交流記(その12)

■いよいよ韓国をあとに
翌日はまた、リーさんがホテルまで迎えに来てくれて、空港まで送ってくれることになっていた。 昨日の話では今日は韓国は祝日で休みだということだったので、休日にわざわざ遠い仁川空港まで送らせるのは大変気の毒に思っていたが、空港バスの乗り場で空港までの切符を二人分用意してくれて、そこで見送ってくれることがわかり、ちょっと安心したのであった。 あとは中塚氏と二人だけで日本に帰るのだ。
バスを待つ間も、中塚氏がリーさんと色々と英語で喋っていた。あとで聞くと、今日は韓国のパトリオットデイ?だそうで、私たち日本人は韓国にいない方がいい日のような気がしていた。
空港までのバスの中で、韓国のテレビ放送をしていたが、やはり韓国では国をあげて愛国の祭典が行われていた。韓国の軍隊の祝砲の後、ノムヒョン大統領が国立墓地で墓に献花をしている姿が映っていたり、韓国市民の子供から大人までが墓の前でお供え物をしたり、頭を地面にくっつけて先祖の霊に祈りをささげている姿が映し出されていた。
 
※顕忠日(殉国者慰霊祭)
 独立運動の功労者や祖国のために戦った人たちへの敬意を表する日。太極旗(国旗)を弔旗掲揚します。元々は、朝鮮動乱(南北の戦いで40万人亡くなっていますので、そのための慰霊祭だったようですが、その他全ての殉国者に敬意を表するようです。ちなみに8月15日は光復節(開放記念日もしくは独立記念日))

中塚氏が「日本では建国記念日があっても、最近では、何の休日かわからない人々も多く、テレビでは右翼と左翼がめいめいのことを言って激論している風景が見られる程度なのに韓国はこうして国民全体の行事になってるんだなあ」と感想を漏らした。
すでに日本では、広く国のために戦争で命をおとした先祖の霊を敬うというようなこともしなくなっている
 右でも左でもないが、よその国に来ていると日本人は国という中での一体感をなくしてきているように感じてしまう。 平和でいいのであろうが、その平和のなりたちに感謝したり、過去を見つめなおすというようなことを全くしないようになっている。 何か間違っているような気がしてならない。
そして、今回、数日あるいは数時間の観察の中でも、韓国の儒教精神か…….年配者を大切にして敬うという良い部分も強く感じたし、日本人が忘れている本来の人の優しさのようなものも感じることができた。 韓国がすべてよいとは思わないが、確かにこの国に来てみるとかつての日本人も持っていたはずの美しい人の心を感じてしまうことも多かったのである。 <古い日本人かく語る!>

(帰国後調べると、この日は旧占領下から開放された記念に制定された日であるということです。よくも悪くも日本と韓国の間はとても深いつながりを感じます。)

さて、インチョン国際空港に到着し、お土産を買って帰ることにしたが、思えば舞鶴を出てからこの時まで、一円のお金も使っていないことに気がついた。 ありがたいことに韓国では、交通費、宿泊費、食費などすべての費用を㈱東遠に負担していただいたし、終日、工場にカンズメになっていたから、当然といえば当然のことであった。

■やっと開放感……で、関西空港での祝杯
帰りはANAの飛行機で日本に帰ったのであるが、さすがに機内ではアルコールが欲しくなり、ビール、ワインを飲み干し、さらに、関空に到着してから、特急はるかの出発時間までの1時間半、レストランにはいり、帰国した戦友中塚氏と二人で今回の出張の打ち上げをした。
久しぶりに味わう日本酒の味………日本人に生まれてきてよかった!<日本国万歳!>

韓国はいろんな過去の問題があって、感情ももつれなどは依然、底流に渦巻いているので、これまでは私のイメージでは、最も近くて遠い国になっていた。
だが、今回、行ってはじめて、これから人的交流、技術交流の必要性があることを痛感するとともに、身近に感じるようになった。
原料問題…….品質管理の問題も含めて、今度、両方に利益のあることを考える素地ができてきたように思う。再び招待されるようなことがあるかどうかは別として、これからやれることが多いような気もしてきた。
京都駅で中塚氏と別れて、山陰線に乗ると、また、電車が二条駅で止まって動かなくなった。(信号の非常停止ボタンが押されているので調査中です。今しばらくお待ちくださいというアナウンス…..。)
もう、何時間遅れても、空を飛んでいるわけでもないし、ここは日本だし、もう安心と思ったとたんに、関空でしこたま飲んだ酒が効いて、また睡魔に襲われたのであった。        (おわり)
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※ 招待していただいた韓国企業にご迷惑をおかけしないために企業名や工場名は公表しませんでした。

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