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2017年2月 3日 (金)

舞鶴おでんにご支援を!   かまぼこ百科㉜

 舞鶴市の新しいご当地グルメとして、昨年の夏にデビューした「舞鶴おでん」であるが、舞鶴の練り製品業者、農産物生産者、こんにゃく製造業者、水産加工業者、行政、印刷業者など、様々な分野の市民メンバーから構成される「舞鶴おでん会」がその啓発母体となって活動をおこなっている。

 会長は、レストランととやなどを経営している齋藤友幸氏(現;舞鶴観光協会会長)である。不肖、わたくしも副会長を務めさせていただいている。

舞鶴おでんは、舞鶴伝統の「じゃこ(煮干し)だし」、特産の平天、棒天、いわしちくわ、豆腐団子、カニ物語など地魚をつかった「水産練り製品」、最近復活した煮物に最適な京野菜「佐波賀だいこん」、地元のこんにゃく屋さんが開発した「わかめ入りそーめんこんにゃく」、地元産の高品質の鶏卵などを具材として利用している。

 舞鶴地域はもともと、煮物料理に適した食材の宝庫であるため、「舞鶴おでん会」がこれを生かすメニューを開発して、全国に広めて、地域活性化につなげようという思いから、こういう活動をはじめたのである。

 また、舞鶴おでんのロゴマークも全国公募をして、親しみやすいデザインを選んだ。

現在、市内の料理店で舞鶴おでんの掟(おきて)にしたがったおでんを出されるお店には、舞鶴おでんの認定店として有料で幟(のぼり)と認定証を配布させていただいている。

 また、おでんは、秋から冬に食べるものという固定観念を打ち破るために、夏に冷やして食べる“冷やしおでん”の開発も行い、今年9月1日に赤レンガパークで実施された“総おどり”会場にて、テスト的に試売して、好評を得た。 

 舞鶴おでん会は、ちょうど先月、姫路で開催された「全国おでんサミット」にも初出場し、全国の有名な7おでん会に挑戦状をたたきつけてきた。

 まだ、全国的に名前を知られていないはずの「舞鶴おでん」ではあったが、1200食近くを完売して、十分に手応えを感じて帰ってきたのである。 各地域、出汁にこだわり、中の具材の地方色にこだわる中、舞鶴おでんも地方色を出して、おおいに健闘した。

 舞鶴でも、全国大会を誘致し、こうした数万人規模の集客イベントを開催することができれば、不定期ではあるが、市の流動人口を増やすことができ、地元商店街をはじめとする地域活性化につながるはずである。

 また、一方で、こうした舞鶴おでんをなかだちとした地域おこしのような運動が認められ、最近、舞鶴おでん会が、NHKの密着取材をうけることになり、12月19日午後9時より1時間番組で全国放送されることとなった。NHK BS“めざせグルメスター”)

 いずれにしても、地元の素材のみでつくる舞鶴おでんは、味の面、品質の面で他所のおでんにひけはとらない。 今後も、舞鶴市民の温かい応援をお願いしたい。

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